先日、3日間。
岡山の仲間の案内のもと、児島の縫製工場や生地工場を見学させてもらいました。
Made in JAPANが世界中で注目される中、自分自身が、Denim以外ほとんどの事を知らない事に気付き、もう一度、原点を見に行かせていただきました。
児島から車で30〜40分ほど離れた山奥にある、とある縫製工場。
山間の景色の中で、多くの職人さんがミシンを踏んでいました。
実は自分の母親も、洋服を作る仕事をしていたので、いつもミシンに向かう姿を見ていました。。。
母に姿形の似た、背中は、胸に熱いモノが込み上げてきました。。。
私の母は、戦後の人で、「手に職を」と、裁縫の勉強をし、東京のデパートのオーダーメイドの洋服を、生地と仕様書だけ会社からもらい、裁断から縫製まで全て自分でやっていました。。。
小さな頃に、その工程を見れていたのは、今となっては、本当に宝物ですね❤︎
そのあと、向かったのは、ミシン屋さん。
クラシックなミシンが並ぶ1階を抜けて2階に上がると。。。
男臭いめちゃめちゃイケてるアトリエが!
工場から依頼されて、「こんなミシンが欲しい」と言われれば、パーツから作り上げて、世界に一つだけのミシンを作ったり。
古いミシンの修理だと、もう売っていない部品もあるので、自ら溶接してパーツを作ったり、どんなリクエストにも答えるミシン屋さんでした。
児島になくてはならないお店です❤︎
他にもいくつか、パンツやジャケットの縫製工場を周り、最後に行き着いたのが、ここ。
帆布工場。
綿のなんとも言えない甘い香りに包まれた工場の中には、大音量の機械音。
繰り返される「ガシャン ガシャン」という音をずっと聞いていると、なんだか民族音楽に聞こえてくる。。
何本も紡いだ糸を機織り機にセットする時。この工場の心臓と呼ばれれいるのがこの方❤︎
機織り機のパーツに1本1本の糸をセットする重要なお仕事です。
お母さんの作業をじっと見ていたら、体験させてもらえることに❤︎
お母さんは10秒くらいで2本の糸をセットしていたのですが、私は1分以上かかっちゃって(泣)本当に難しい。。。
「私、74歳で未だに早くなってるのよ〜♪年月の積み重ねだから!!最近、後継者がいないといけないからって、別の人も入るの。辞めさせられちゃうかも〜死ぬまで働かせてください!」って、笑いながら言っているお母さん見たら、私は、この旅の答えが見えたような気がしたんです。。。
今回、案内してくれたのはこのメンバー!!
岡山の大将!!
土井くんとその仲間です!!
1人以外、まさかの、みんな年下!!
実は最初の縫製工場のユウトは27歳。
ミシン屋のやっちゃんは28歳。
パンツ縫製工場の期待の若手、けいちゃんは28歳。
帆布工場を案内してくれた、じゅんやくんも🙌🏻
みんな若手Mensが来てるんです!!
工場では、海外の若い女の子もたくさん見かけました。
日本の技術を学び支えてくれている彼女たちも、必ず光を浴びるべき人達だと感じました❤︎
なんだかMADE IN JAPANが重く渋いモノだったのですが、お母さんたちのあの背中や言葉。そして若手の熱い心。
なんだか日本の未来は明るいな!と、とっても楽しみになりました❤︎
私のやっているスタイリストは、誰かが作ったモノを、どうスタイリングして、いかに価値を高める提案ができるか。みんなに愛されるエッセンスを作るお仕事なんですね^ ^
そのお仕事のためには、原点の作り手の想いを知らなくては、やはりいけない。
愛のある提案をこれからもしていきたいんです❤︎
多くのMADE IN JAPANを後押しできるスタイリストになっていきたいです❤︎❤︎❤︎
岡山のみなさまに心から感謝です!!
絶対恩返しします!!!
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